日本人は本当に働き過ぎ？東京で平均13時間働く外国人の動画を見て知る日本の異常さ

2015年9月8日

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株式会社ファンファーレ

　

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株式会社ファンファーレ

Hu-mediaの運営者。キリンさんが好きです。でもゾウさんの方がもっとうまそうで好きです。んがー！

働くの好きですか？

普通の人生のレールから外れた人、JUNICHIです。

どうもこにゃにゃちわ。

今の仕事は大好きです。

でもたまに、「真面目に働け！クソが！」ていう^※ブコメをもらいます。

真面目に働くって何なんですかね。

さて、こんな動画を見つけました。一時期ネットでも話題にはなったみたいですね。周回遅れくらい古いかもしれないけど見てね。

日本の東京で働く外国人の方が、自分で撮影した動画です。

「いかに日本での労働が過酷か」という事を表現しています。

今回は、日本人は働きすぎかどうかって事を考えたいと思います。

『東京で働く外国人の1週間』の動画の要約

動画は、字幕付きで見れるので英語が分かんなくても見れます。
要約すると、こんな感じ。

7時半くらいに起きる
↓
朝ごはんを作って、お弁当も作る
↓
9時半に仕事が始まる
↓
23時15分とかに会社を出る（退勤）
↓
毎日終電ギリギリ
↓
帰ったら適当な晩御飯
↓
ちょっと運動して1時前後に寝る
↓
7時半くらいに起きる

月曜日～木曜日は13時間半労働

金曜日は15時間くらい働いてさらに土曜日も10時間くらい働く。
これをしんどそうに撮影してる動画です。

ほんで、撮影者本人はこんな風に言っています。

Here’s a video of literally everything I did this week. Check out a week in the life of a Japanese salary man!

文字通り今週のオレの行動の全てを撮影したビデオだぜ！日本のサラリーマンの1週間を見てやってくれ！

肝心の仕事内容とかが分かんないから、これだけで全てを判断できるわけじゃないけど、まぁこんな会社「あるある」よね。

ほんでたぶん、残業代とか払われていないんだろうなぁ。

これがほんまの就労時間だったら、1日あたり約5時間残業しているわけで、仮に20日働いたとしても

5時間×20日＝100時間

ですもんね。

100時間分の残業代があれば、だいぶ金銭的には楽だよ。

だけど、残業代は出てないんだろうな。少なくとも僕が働いていた会社はそうだったな。

世界から見た日本の労働時間のデータとか統計とか

一人当たりの平均年間総実労働時間

一人当たり平均年間総実労働時間　2012年　労働政策研究・研修機構より

日本は3位です。

この数字だけ見ると、まぁそこまで飛びぬけて労働時間が長いってわけじゃないように見えますよね。

ただ、このデータの問題点は、パートタイム勤務の人の労働時間なんかも入ってるみたいで、正直、正社員の労働時間の平均って分かんないんですよ。

それより、こっちの数字の方がなんかしっくりくる気がします。

労働1時間当たりGDPランキング

世界の労働1時間当たりGDPランキングより引用

GDP（国内総生産）とは、日本の国内で、1年間で新しく生みだされた生産物やサービスの金額の総和のこと

これを見てみると、頑張って働いている割に、生産性がそこまで高くないんだなぁって思いますよね。

わかる気がするなぁ。

これほんまに必要？これほんまにやらなあかん仕事？っていう事、けっこう多くないですか？

無駄な会議、日報業務、チェックチェックの嵐…。などなど。

それもうやらんでいいやんっていう事多くないですか。

「日本人細かすぎ！やりすぎ！」

これは日本のええとこでも悪いところでもあると思います。

サービスとか素晴らしいんです。

• 電車はほぼ決まった時間に来る
• 24時間365日開いているお店も多い
• 掃除もけっこう行き届いている
• 100円マ●ク1個しか買わへんときも、スタッフの人がいっつも笑顔

今では当たり前のように思えるかもしれないですが、外国から帰ってくると、改めて日本のサービスの素晴らしさに感動します。

海外では、日本の電車みたいにほんまに正確な時間に来る電車ってなかなかありません。

年中ずっと開いているお店なんて皆無だし、トイレもキッタナイし、レジのおばはんも不愛想な人ばっかりやし。

でもね、素晴らしすぎるサービスの「感動」の裏にあるのは「ストレス」なんだと思います。

ストレスが巡り巡ってストレスを生みまくっている社会

電車は時間通りに走らなければいけない
↓
車掌さんプレッシャー
↓
色々あってたまに遅れちゃう！
↓
「おいおい！どうなってるんだ！会社に遅れてしまうだろうが！」と、サラリーマンにストレスがかかる
↓
会社の始業時間に遅れる
↓
「他の交通手段があったんじゃないか！」と上司に怒られる。
↓
「チッ！悪いのは電車のほうなのに！」サラリーマンのおっさんはむしゃくしゃする。
↓
仕方がないから、昼ご飯にマク●ナルドのお姉さんの笑顔をみて癒されたいと思う。
↓
マク●ナルドの店員さん、忙しすぎて笑顔が無い。サラリーマンのおっさんキレる。
↓
「どうなってんねん！スマイルは0円やろ！！！笑えよ！さあ笑えよ！0円なんやろ！」
↓
マク●ナルドの店員のストレスがたまる。プルプル…。怒りで震える。
↓
やっぱりキレる「あんたみたいなおっさんに笑顔を振りまく余裕なんてないわよ！」
↓
サラリーマンのおっさんがマク●ナルド本社にクレーム

まぁ、何が言いたいかというと、おっさんキレすぎ！

っていう話じゃなくて、当たり前のようになってしまった高品質のサービスが、不意に品質が下がったりすると、そこにばっかり注目してしまうんですよね。

そして、ストレスはストレスを生み、どんどん色んな所に回っていってしまう。

ストレス社会っていうのは、自分たちが作り上げているのかもしれませんね。

価格以上のサービス、品質を求めすぎてしまった結果、自分にもそのストレスが巡ってくるという悪循環。

便利さの裏に隠れているモノ

日本は、ほんまに住みよいです。便利だし、食べ物もおいしいし。

でも、便利すぎるなって思う部分は多々あります。

便利さを求め、利益を求め過ぎた結果、国民の祝日だろうが正月だろうが何だろうが休めなくて、働き続けないといけないってしんどいよね。

もちろん、家計の問題もあるし、働ける場所・機会が沢山あるっていうのは良い事だと思うけどね。

ただ、経済的なゆとりよりも、心のゆとりがなくなってくると、全然毎日楽しくないよね。

毎日毎日くたびれるまで嫌々働く人生ってどうなんやろうって思いますよね。

「まぁいいか」で社会を変えよう

あなたの発散したストレスが、巡り巡って自分のところに来るっていうのを知っておいた方がいいです。

部下も上司も、お客さんも電車の車掌さんも、マク●ナルドの店員さんも。

誰かが何か失敗しようが、時間に遅れようが、「まぁいいか（笑）」「まぁそんな事もあるよな(笑)」とカッカッカと笑っていられる社会の方がずいぶん気楽に生きれる気がする。

相手に求めるハードルを下げると、だいぶイライラも減ると思うよ。

自分もちょっとくらい手を抜いてもいいんじゃないでしょうか。

死ななければ人生丸儲け、くらいの感じで。

電車が20分くらい遅れても、死ぬわけじゃないし、

コンビニが20時に閉まっていても、家にあるもん何か食べたらいいし、

マク●ナルドのお姉さんが笑ってくれなかったら、こっちが逆に笑顔をあげたらいいし、

仕事が終わんなくたって、誰かに殺されるわけじゃないし。

最後に

あんまりイライラせんと、のんびりいきましょう。

日本人を働き過ぎにさせている原因が、「高品質」「高水準」のサービス、モノを求めすぎな事にある。

それって、あなた自身もそうだからじゃないでしょうか。

日本人は自分で自分の首を絞めてる気がするのは僕だけでしょうか。

おわり。